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実習現場を支える人ミニインタビュー②:送り出し機関LACOLI【クラウドファンディング転載】

※本記事は、2020/12/16~2021/2/1に実施したクラウドファンディングにおいて、1/13に公開した新着情報を転載したものです。

元記事のリンク:https://readyfor.jp/projects/gino-t/announcements/155741

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GINO-Tの目的は「コミュニケーションを生み出すこと」です。同時に、Tシャツという身近なツールで、「一人でも多くの方が実習生の諸問題を考える機会を増やす」ことでもあります。

そこで、クラウドファンディング期間中はここ(新着情報ページ)で、同じ問題に取り組む人々を紹介するミニインタビューを載せていきます。

二人目は、ハノイにある送り出し機関「LACOLI」に勤める宮本さん。知り合ったのはごく最近なのですが、以前からブログやSNSで情報発信されている方として一方的に存じ上げていました(連絡をとったところ、宮本さんの方も私のことも「ドリアンの皮を着た人」としてご存じでしたが笑)。

とくにFacebookページ『ベトナム人技能実習生の理想&現実』は、現場の実情がよく分かる生の声がつづられており、とても真摯に、実習生の方々や、彼らを取り巻く問題と向き合われている方です。

そんな宮本さんへのミニインタビューを掲載いたします。

水嶋:お仕事について教えてください。

宮本さん:技能実習生の募集・教育及び派遣がメインの、LACO労働協力有限会社(LACOLI)という送り出し機関に勤めています。私の業務は、日本語教師をしつつ、市場開拓や会社の情報発信なんかを担当しています。

水嶋:今ベトナムには送り出し機関は本当にたくさんあると思います。その中で、宮本さんが業務の上で大事にされていることは何ですか?

宮本さん:送り出し機関・監理団体(組合)・実習実施者(受け入れ企業)・実習生がWIN-WINになるような関係性を築くことです。イエスマンの送り出し機関、わがまま放題の監理団体、ガイジンが何たるかを知らない企業、権利ばかり主張する実習生ばかりではろくなことになりませんから。

水嶋:送出し機関での内容がブラックボックスになりがちな中、宮本さんは中の人としてすごく真摯に情報を発信されているなと思っていました。はじめた理由や背景を知りたいです。

宮本さん:私はずっと送り出し機関で働いていて、ブラックだったり、グレーだったりしましたが、いち教師の立場では如何ともし難い現実を見聞きするにつけ、愚痴を吐きたくて仕方なかったんです。そんな時に、何となく、Facebookでの投稿(ブログ)を始めたのがきっかけですね。見返しても、書き始めの頃は、中々文面が荒んでます(笑)。最近は、情報発信色が強くなっていますが。

水嶋:情報を発信される中で、周りの反応や、ご自身の心境や姿勢に変化はありました?

宮本さん:おかげさまで多くの方にご覧いただいて、そこからのメディア露出もあったので、反響はいただいています。ただ、私自身の心境も姿勢も何も変わっておらず、元々教師の立ち位置が強いので、教え子である実習生が笑顔のまま帰国できるような環境作りに変わらず取り組んでいます。

水嶋:実習生にまつわる諸問題をなくすにはどうすればよいと思いますか?

宮本さん:残念ながら、問題は0にはならないと思います。どこまでいっても、抜け道をつく輩は出てくるので。ただ、真っ当な4者のみが関係する流れを整え、至極真っ当な取り組みがより目立つ・増えることで、ろくでもない輩の居心地の悪い業界にすることはできると思っています。

水嶋:では最後に、GINO-Tについてコメントをいただけるとうれしいです。

宮本さん:実習生を初めて受け入れる企業さんが真っ先にぶつかるのはコミュニケーションの問題です。実習生がどんな言葉がわかって、どんな言葉がわからないのかは一般的にわかりません。日本人が日本語を勉強し直すが最も有意義な方法であると同時に、母国語も交えながら、指差しでも何となくでも双方にとって『できた!』という成功体験は非常に大切なことです。

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宮本さん、ありがとうございました!

私が実習制度においてずっといびつだよなと思っているところが、技能実習制度の理念が、日本で培った技術を母国に持ち帰り発展に寄与するということです。制度が生まれた頃の理念ですが、もはや形骸化していることを誰もが分かっておきながら(とくに現場にいる人ほど)、いつまでも建前としてそびえ立っています。

出稼ぎと、人材不足の解消の、需要と供給の話なんだよと、国も社会もハッキリと口に出して認めてしまおうと。そうすれば、宮本さんのおっしゃる、「WIN-WINで、真っ当な4者のみが関係する流れ」につながっていくのではないかと私は思っています。

「ろくでもない屋からの居心地の悪い業界」は私も共感する部分があり、GINO-Tを通じて「コミュニケーションをとりたいけどどうしたらいいのか分からない人達」が行動として示せることで、「コミュニケーションをとりたいとも思っていない人達」が居心地が悪く、変化に対応せざるを得ない社会になれば、失踪や過労死といった不幸を少しでも減らせるのではないかなと思っています。

ネルソン水嶋

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LACOLIホームページ
http://lacoli.vn/ja/
ベトナム人技能実習生の理想&現実
https://www.facebook.com/vietnamtechnicalinterntrainee/